IMGが2022年W杯カタール大会のコンサルタントに

2022年ワールドカップカタール大会組織委員会は、アムステルダム・アリーナとIMGを2022年FIFAワールドカップカタール大会におけるスタジアム運用コンサルタントとして迎えることを発表しました。カタール大会組織委員会のHassan Al Thawadi事務局長は、2社との提携について次のように意気込みを語りました。

「専門知識を持つパートナーと協力し合っていけることを楽しみに思っています。彼らには世界中のスポーツ施設でスタジアムを運用した経験があります。アムステルダム・アリーナとIMGとの提携は、2022年のワールドカップの成功に欠かせません。私たちが最も重要と考えていることは、すべてのスタジアムでファンや選手に素晴らしい経験をしてもらうことなのです」


スタジアム運用コンサルタントは、カタール大会組織委員会と同じ目標、戦略プログラムを携えて、スタジアム、スタジアム周辺、練習場などを含む2022年FIFAワールドカップのすべての会場に対するビジネスモデル作りを支援します。
また、コンサルタントはスタジアム運用に関連する戦略プログラムにも取り組む予定です。

アムステルダム・アリーナとIMGは、各設計段階で試合会場すべての技術審査を実行します。2022年FIFAワールドカップに関する運用目的を評価するとともに、広告戦略、プレ大会の会場運営、安全性や治安の維持、ピッチや建物のメンテナンス、アクセス・ゾーン、機能性や稼働の区域、技術の統合などを含め、大会に関する要素すべての機能性や持続性の分析も行います。

アムステルダム・アリーナのHenk Markerink CEOは、「カタール大会組織委員会の2022 FIFAワールドカップ大会に対する積極的でプロフェッショナルなアプローチには驚きました。カタールと世界の歴史に残るような素晴らしい大会にしようという思いを共有していると思っています。このチームに加わることができて、大変光栄です。早い段階から関わり、戦略プログラムを幅広く作ることができるので、この大会に最大の貢献ができると信じています」と語りました。

IMGのStadium GroupでVice Presidentを務めるIain Barnettは「IMGがワールドカップに熱意を持つカタール大会組織委員会をお手伝いできてとても光栄です。スタジアム運営の全体像をこんなに早い段階で見ることができてうれしいです。このことが、大会の成功だけでなく長く利用できる施設を建設するために大きな助けとなるでしょう」と述べました。

IMGはスタジアムビジネスを世界中で手掛けており、代表的なものとしてはロンドンのウェンブリー・スタジアム、リオデジャネイロのエスタジオ・ド・マラカナン、モスクワのルジニキ・スタジアムなどが挙げられます。