フィラデルフィア・フィリーズ(マイナー)
小学5年生の時に野球を始め、肩の強さを評価されて投手となる。指導者の勧めでサイドスローに取り組み、中学校では軟式野球部に所属。三番手のピッチャーとしてチームを支えた。特に制球力を鍛えることに注力し、この頃からゴロを打たせる投球スタイルが形成された。
川崎工科高校に進学すると、1年秋から主力投手として活躍。3年夏には神奈川県大会で横浜隼人高校を破るも、5回戦で桐蔭学園高校に敗れ、全国大会出場は叶わなかった。帝京大学では1年目から公式戦に出場し、4年秋にはリーグ最多の6勝を挙げてベストナインを獲得した。
2015年ドラフト会議で阪神タイガースに5位指名され入団。サイドスローから最速149km/hの速球を投げ、ツーシームやスライダーを駆使するグラウンドボールピッチャーとして1年目から先発ローテーションに定着。2019年には自己最多の9勝を記録し、2021年には東京オリンピック日本代表として金メダルを獲得する。同年のシーズンでは13勝、防御率2.48で最多勝と最高勝率の二冠を達成する。2022年には投手三冠を獲得し、NPB史上初の2年連続最多勝・最高勝率を記録した。
2023年は開幕投手を務め、日本シリーズ第7戦で先発するなどチームの日本一に貢献。2024年オフに、ポスティングシステムを利用してMLB挑戦を表明し、2025年1月にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を発表。フィールディングやクイックモーションの向上にも努め、安定感のある投球で新たな舞台へ挑む。
2025年 フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約
2022年 最多勝・最高勝率・最優秀防御率 三冠獲得
2021年 最多勝・最高勝率 二冠獲得
2021年 東京オリンピック 金メダル
2015年 阪神タイガース 入団