ある方の言葉を借りると、「佐藤有香は生まれる前からスケートを滑っていた」。
両親ともに全日本チャンピオンでありオリンピアンである佐藤は、4歳からスケートを始め、6歳から競技に参加するようになる。
1989年に世界ジュニア選手権を制覇、2度の全日本選手権優勝、2度の冬季オリンピック出場など、数々の功績を残す。
1994年の世界選手権で優勝すると、迷わず幼少期からの憧れであったプロの世界へ転向。その後、アメリカ、日本、フランスなどで盛んに行われていたメジャーなプロ・オープン試合で抜群の存在感を発揮し、長期に渡って優勝を重ねている。スケーティング技術の高さと息をのむようなアーティスティックな滑りは、競技者としても表現者としても佐藤の成功を下支えした。
その後、全てのフィギュアスケーターの憧れである「スターズ・オン・アイス」全米ツアーに2000年~2010年まで8シーズン出演し、多くのファンを魅了した。
2022年10月、プロ生活からの引退を表明。現在は、振付師、解説者、コーチとして、更なる進化を続けている。
1994年 世界選手権 優勝
1994年 リレハンメルオリンピック 5位
1994年 全日本選手権 優勝
1993年 世界選手権 4位
1993年 全日本選手権 優勝
1992年 アルベールビルオリンピック 7位
1989年 世界ジュニア選手権 優勝