9歳で脊髄腫瘍のため車いす生活となり、11歳で車いすテニスと出会う。当初は友人とスポーツを楽しむことに夢中であったが、健常者の友人とスポーツをすることで現在の武器である「車いす操作」を身につけた。
2006年、アジア人初の世界ランキング1位に。翌2007年には、車いすテニス史上初となる年間グランドスラムを達成する。2009年4月、車いすテニス選手として日本初のプロ転向を宣言。2010年11月まで続いたシングルス連続勝利記録は107に達した。
2021年には、東京パラリンピックで2大会ぶり3度目の金メダルを獲得。2022年にはウィンブルドン選手権を悲願の初制覇し、四大大会を制覇する「生涯グランドスラム」を車いす男子で初めて達成。また、四大大会とパラリンピックを制覇する「生涯ゴールデンスラム」の偉業も成し遂げた。
これまでに、全豪オープン優勝11回、全仏オープン優勝8回、ウィンブルドン優勝1回、全米オープン優勝8回と前人未踏の功績を残す。
2023年1月世界ランキング1位のまま引退。今後は車いすテニスのみならず様々な分野での活躍が期待される。
2022年 ウィンブルドン選手権 優勝(初)
2022年 全仏オープン 優勝(通算8回)
2022年 全豪オープン 優勝(通算11回目)
2021年 全米オープン 優勝(通算8回目)
2021年 東京パラリンピック シングルス金メダル
2016年 リオデジャネイロパラリンピック ダブルス銅メダル
2012年 ロンドンパラリンピック シングルス金メダル
2008年 北京パラリンピック シングルス金メダル・ダブルス銅メダル